先日、会社のWindows PCが急に遅くなり、
立ち上がるまでに15分
アプリケーションの起動に5分
挙句の果てにはPhotoshopのファイルを開くのに15分もかかるような状態に陥りました。

よく原因として挙げられるものを考えて見ましたが
・デフラグは定期的に行っている
・ウィルス・スパイウェア・不要なレジストリもクリーンアップ済み
・重いアンチウィルスソフトを切っても変化なし
・PCケースの埃も無し
・メモリも異常なし

ここまでくると何かハードウェア的なものだろうと予想はつくのですが、原因がわからない。
もうリカバリしてしまいたい状況です。

しかし、とある記事がこの状況を救ってくれました。

HDDの転送モードが変更される問題を解決する(マイコミジャーナル)

かいつまんで説明すると、Windows XPで使われているIDE/ATAPIポートドライバ(Atapi.sys)は、 計6回のタイムアウトもしくはCRCエラーが発生すると、転送モードを段階的に低いモードに引き下げるそうです。

実はよく思い出して見ると、今までXPの休止状態にして復帰する際に毎回エラーが起きていました。
今回ついにめでたく6回目のエラーを向かえ、転送モードが強制的に変更されたのが原因と思われます。

どうやらPIO病と呼ばれているらしいです。

今回この解決策を見つけるまでに苦労しました。
どこの解説サイトもアプリケーションやウィルスソフト・デフラグ関係のアドバイスで役に立たず。

PCに慣れてない方なら、なおさら解決策に辿りつくのは難しいだろうなと思いました。
PIOモードってもの自体今回初めて知りましたから。(私が無知だったのでしょうか?)

とりあえず解決してよかったです。

他にも今回参考にさせて頂いたPIO病関係のサイトを紹介いたします。

PIO病(2000/XPでHDD, DVDドライブが異常に遅くなる) – Inspiron1720 (Windows Vista)

hail2u.net – Weblog – PIO病

ちなみに、レジストリの編集は最悪の場合PCが起動しなくなる恐れもあるので、紹介されているレジストリの編集作業を行う際は慎重に。